金沢市菊川にある行き着けの小料理屋『ふく庵』で、暖簾が掛かる前に勝手に玄関の扉を開けてカウンター席に座って、今夜も、ちょっぴり早めの晩酌(酔)。
今宵も料理はお任せで・・・
今宵のメニューより特筆するのは、新鮮な生の牡蠣をサッと蒸しただけのシンプルな「蒸し牡蠣」。
生の牡蠣を食べる時に、
日本ではポン酢が定番だけど、世界的にはレモン汁を大量に絞って白ワインやシャンパンで喉に流し込むのがポピュラー。チリソースやタバスコ入りケチャップも人気の食し方。
珍しい食し方としては、スコットランドのアイラ島では、名産品のシングルモルトウイスキー(ボウモア)をレモン汁のように牡蠣に垂らして食べるのが大人の嗜み。
高級フランス料理店で出てくる、丸みを帯びた殻のちょっぴり小振りで平らな身が特徴のヨーロッパ牡蠣は、日本の真牡蠣や岩牡蠣とはまた違った味わいがあるので、牡蠣ファンの方は是非。
話は逸れたが、、、サッと蒸しただけで牡蠣の旨味が凝縮されたジュースが大量に湧き出てくるので、そのジュースと火が入ってプリッと膨らんだ牡蠣を一緒に口の中へ放り込むのが・・・ベロ旨(幸)‼︎
例えるならば・・・「オレの心をかき(牡蠣)乱す海のパイパイ(ミルク)」、そんな味。
家庭料理『ふく庵(フクアン)』、[住]金沢市菊川1-13-6、[電]076-232-0459、